自律神経失調症

自律神経失調症とは

どんな病気か

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」というまったく逆の作用を持つ2つの神経が同居しています。この2つの神経は循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整する為に四六時中働き続けています。自律神経がうまく働かなくなり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、どちらかが優位になり身体にいろいろな症状が出てきます。

症状

交感神経が優位な場合には、不眠や緊張が続いた状態になります。逆に副交感神経が優位な場合には、体にブレーキがかかったままになるので、様々な症状が出ます。頭痛、動悸、倦怠感、便秘、下痢、発汗、立ちくらみ、のぼせ、月経不順、手足のしびれ、微熱などです。日常の生活で、ストレスや緊張した状態が長く続くと、自律神経のバランスを崩しやすくこういった症状が出ることがあります。 こういった症状はそれぞれ内科的疾患からくる場合もあるので、検査を受け異常がないことを確認し、それでも症状が続くようなら、心療内科、精神科で是非診察を受けることをお勧めします。

治療方法

まず、自律神経のバランスを崩す原因となる、ストレスを軽減すること。 なるべく、ストレスのない生活を、送ることが出来ればそれに越したことはありません。 生活習慣を見直し、食事、睡眠、運動などを健康的な状態に戻すなど生活習慣を見直すことが大切です。休養をとるなど、工夫が必要です。 しかしそれでも、いろいろな症状が出て日常生活に支障をきたしてしまい、お困りの方は内服薬による治療も必要です。 自律神経を調節する薬や、抗不安薬などが有効です。
投稿日:2014年1月15日|カテゴリ:最新の医療情報