不安障害(恐怖症・社交不安障害)について
不安障害とは、不安を何とか克服しようとし、かえって、不安と緊張が高まることを言います。
不安障害のかたは努力すればするほど緊張してあがり症になってしまいます。
大勢の知らないひとに紛れて一人で食事するのは平気です。しかし不安障害のかたは、ちょっと知っている程度の2~3人の人と食事するのをつらく感じます。よく知っている人たち数人の前であらたまってプレゼンテーションするのが不安で、声がうわずって、あがってしまいます。人が聞いているようで電話に出られませんし、顔が赤くなったりします。そうなると、いつもの自分の実力が発揮できないように感じます。
また、大勢のひとを相手に講演することも不安で、注目を浴びると緊張してあがってしまいます。人前で字が書けないのも、不安障害のかたの症状です。恐怖のあまり、特定の状況を避けるようになる、といった症状も不安障害の症状です。