不眠症(睡眠障害)について
不眠症には入眠障害、早期覚醒、中途覚醒があります。
入眠障害
入眠障害とは、床に入ってもなかなか寝付けないことを言います。(寝つきが悪い)
早期覚醒
早期覚醒は、朝早く目が醒めて、よく寝た感がないのに、もう眠れないことをいいます。
中途覚醒
中途覚醒は一度入眠した後、翌朝起床するまでの間に何度も目が覚めてしまうことを言います。
睡眠障害
職場環境などの生活環境を見直してみること、家族内の問題の注意信号としてその方に不眠症が生じている場合ではないかと検討してみることなどが重要です。
高齢者は深夜にもう目が醒めてしまって、充分寝た感があり、別に苦痛は感じない場合があります。この場合は問題ありません。認知症の高齢者が一晩中ゴソゴソ捜し物をしていて、翌日それを覚えていない場合もあります。この場合は高齢者自身の不眠とともにご家族も不眠になります。ご家族の眠剤を調節するのではなく、認知症の睡眠障害の対策が先決です。
アルコールの飲みすぎで寝入りは良くなりますが、中途覚醒を生じ、睡眠の質を悪くします。
カウンセリングは睡眠障害のこのような気がつかなかった原因を見つけ出し、こころの健康を回復するのに有効です。